フート軍曹であります。10月であります。本来ならもう秋の季節ですが、いまだ蒸し暑い。わたくしが子供の頃と比べて、だいぶ気候もズレてきたような気がいたします。さて、先日HongFireからメールが一通届きました。過去のサイバー攻撃の件もあり、ちょいと身構えましたが、何のことはない「お誕生日メール」。ああ、そいうや今日だっけ。こんなところで自分の誕生日を知るのもなんだかなと(笑)。
「積もる話もあるし、今夜は朝まで飲みましょ」
そう言って、彼女は僕に一枚のプレートを手渡してきた。それは木でできていて、表に「OPEN」。裏に「CLOSE」と刻んである。
「入り口に掛けてきてよ。今日はもう店じまい」
僕が呆気に取られていると、彼女は悪戯っぽくウィンクして寄越す。いいのだろうか。いくら彼女がここのマスターの娘でも、いま勝手に店を閉めてしまうなんて。
「嬉しくないの? わたしと二人っきりで飲めるの」
しどろもどろになる僕を見て、彼女は楽しげに笑った。僕らが再会するのは実に五年ぶりで、流れた月日は記憶の中の少女を、見知らぬ大人の女に変えていた。腰まで届くブロンドの髪と、腕に描かれた薔薇の刺青。強く引かれたルージュの唇に、僕は戸惑った。それでも、あの日のまま変わらない彼女の笑顔を見て、安堵を覚える。
帰ってきたのだと、そう実感する。
...と、こんな落ち着いた雰囲気のバーで祝ってもらうのもよし。素敵なアイテムをKさまからお借りいたしました。
ここ、狭いながらもしっかりと作り込まれております。酒の種類もさることながら、年季の入ったジュークボックスに、飾られたルアーやロッドなど、遊び心が溢れております。どうにも男の心をくすぐってやまないこのバー。限りなくマップの照明を落として、StrongLightでカウンター周りだけ照らしてみました。MasterEffectはセピアとビネットで、さらに薄暗さと古めかしさを演出。なかなか雰囲気のあるものに仕上がったのではないかと。
デスクトップの壁紙にして、ちょっと余韻に浸っております(笑)。